ドルカナダドルですが、今回4時間足で3回反転した強固なレジスタンスラインが出来ており、さらに1.32000のラウンドナンバーも重合していたので、かなり意識されやすいラインが出来ていたため、ブレイクでの買いを狙いたいと思い、ここ数日は常にチャートを注視していました。※画像をクリックで拡大します
強固なラインがある場合、ラインを背に逆張りを狙うか?もしくはブレイクで順張りを狙うか?のどちらかになるわけですが、今回は、1時間足的にはスクイーズ後のブレイクになるので、1時間足的にはブレイク狙い一択となります。
しかし、今回まずかったのが短期足の5分足です。5分足は、仮にラインを背に売った場合、利益確定のターゲットとなる次のサポートラインは1.31609となり、ここまでけっこう値幅がある、つまり期待値の高いトレードができるため、ラインを背に逆張りを狙う人が多くなります。
つまり、1時間足を見ている人はブレイクを狙うが、5分足を見ている人は逆張りを狙う、ということで、長期足VS短期足の勝負となってしまい、こうなると、どっちが勝つか?はわからないので、ギャンブルトレードになってしまうわけです。
今回は、「少ない枚数ならいいかな」と思ってトレードしてみたのですが、やはり振り回されてしまいました。
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逆に上記のように、全ての時間足でブレイクを狙いやすいチャート形状の場合は、ブレイクする可能性が高いわけです。こういう時のトレードは、とても勝ちやすいです。
上記では、事前にブレイクすると予想できているため、ラインをブレイクする前からエントリーすることができています。
しかし、今回は事前にブレイクするか?反転するか?予想できていません。なので、「ラインを上抜けたら、ブレイクと判断して買う」というように、事実を確認後にエントリーするしかありません。
こうなってしまうと、長期足と短期足で勝負するということは、ラインぎわで激しく上下動するので、ラインを少し上抜けても戻ってきてしまい、今回のように負けてしまうわけです。
結局、長期足と短期足のチャート形状で、勝ちやすいか?は全て決まります。これが安定して勝つには、複数時間足を見る、いわゆるマルチタイムフレーム分析が必須である理由です。
マルチタイムフレーム分析というと、第一人者である佐野裕さんが、先月でFXを引退されました。
それに伴い、佐野さんの教材のマエストロFXとビクトリーメソッドが販売終了となり、毎週収録されていたトレード動画も先月で更新が終了となっています。
私がFXを始めた当時は、マエストロFXの特典でメールサポートがついていたため、よくメールで質問していました。
毎回、1聞けば10返してくださり、とても長文のメールの返信がありました。
私が勝てるようになったのは、佐野さんのおかげと言っても過言ではないと思います。本当に感謝しています。
ビクトリーメソッドを販売開始されて17年間のご指導、大変ご苦労様でした。
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