One Tap Trade FXのレビュー

クロスリテイリング社の新商材、One Tap Trade FXのレビューです。今回の商材の開発者は、これまでクロスリテイリング社の商材のシステム開発を担当されていた工藤総一郎さんという方です。

商材の特徴としては、1回押すだけでトレードが完結するというコンセプトで、手法としては、3人の偉人の教えを元に、膨大な数のバックテストにより、手法が作られているようです。

商材名:One Tap Trade FX
販売ページ:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/it_pre.html

実績の信頼度は極めて低い

まず、この商材の実績についてですが、販売ページでは5年間の運用で、10万円が3億円になった履歴が、以下のような動画で公開されています。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

しかし、これはあくまでバックテストの結果でしかありません。実運用した結果ではない、ということです。実運用結果か?バックテストか?は、大きな違いがあります。やはりバックテストだと、最終的なチャートが既にわかっているため、その動きに合わせて勝てるように手法を作ることはとても簡単です。

上記動画内では、「この結果をカーブフィッティングをせずにここまでたどり着いた」といわれていますが、カーブフィッティングをしなかったという証拠は、一切ありません。

まず、バックテストで、長期間安定して勝てた手法を作るのは、良いと思います。本来なら、その後次のステップとして、フォワードテストに移行し、未来のチャートがわかっていない状態でも勝てるのか?実運用テストを行います。これで長期間、安定して勝ててこそ、システムとして完成したと言え、リアルのお金を使って運用を開始するべきだと思います。

今回は、あくまでバックテストが終わっただけであり、実運用結果として、安定して勝てるのか?の実績は、一切ありません。個人的には、まだまだ完成途中の段階のように思います。

バックテストができたということは、手法が1つに決まっているわけなので、EA化が可能です。本当に勝つ自信があるのであれば、EA化して「今後の運用成績はMyfxbookで公開していきます」とすれば、これなら後出しはできないので、かなり信頼度の高い実績になります。これで数ヶ月間の運用結果として勝てるようであれば、優良商材と評価できるのですが、本当に勝てるのなら、なぜこれができないのか?疑問に思います。

私は上記のような、後出しによる不正は一切できない方法で、実績を公開しています。本当に勝つ自信があるので、不正ができないやり方でも実績を公開できます。
>>管理人のFX月間成績報告※5月1日更新

1タップでやることの重要性は?

今回の商材のタイトルにもなっている1タップですが、まず「タップ」を辞書で調べると、「液晶画面をペン先などで突く動作のこと」とあります。つまり1タップとは、「1回押す」という意味で名づけられているのだと思います。

私は、これを初めて聞いた時は、自動売買ソフトなのかな?と思っていたのですが、そういうわけではなく、実際は1回押すと、1回のトレードが終了する、というもののようです。

今回の商材は、チャート上に表示される矢印に従ってトレードするのですが、これまでのクロス社の商材は、チャート上にサインが出たら新規注文を出し、その後、利益確定や損切りなどの注文も手動で行う必要がありました。

それが、今回の商材は、売買サインにが出たら、それに従って新規注文を行うわけですが、新規注文については、チャート上に表示される売りor買いのボタンを押せば、ロット数も自動算出されて注文が行われるようです。

また、利益確定や損切りについては、OCO注文を使うことになるのですが、これも新規注文のボタンを押せば、全て自動で利益確定や損切り注文も入るようになっているようです。つまり1回のトレードが、新規注文の1回のクリックで完結するため、「1タップ」と名付けられており、これが今回の商材の最大の特徴のようです。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

ただ、これについて私が思うのが、果たしてこの機能が、本当に必要なのか?ということです。もし、FXをやるにあたって、みんなの悩みとして、「注文作業がとても面倒」ということが課題にあるのであれば、この商材は、とても便利だと思います。

しかし、FXをやっている人の悩みは、「作業がとても面倒」ではないと思います。みんなの悩みは、「FXで勝てないこと」ではないでしょうか?それなら、この商材のコンセプトは、とても的外れで見当違いな部分に、力を注いでしまっている商材のように思います。

このような、どうでもいいことに力を使う時間があるのであれば、もっときちんとした実績のある商材を出してほしいです。みんなの悩みは、「FXで勝てないこと」だと思います。それなら、みんなが求めているのは、「本当に勝てる商材」であり、そして本当に勝てることを証明するのが、信頼度の高い実績です。

もちろん、注文作業がらくになのに越したことはありません。しかし、それはおまけ中のおまけ的な位置づけだと思います。もし仮に実績が完璧で、本当に勝てる商材を出してくれたのであれば、さらにその上のステップとして、注文作業を効率化した商材を出してくれてもいいとは思います。

しかし、最重要の課題である、本当に勝てる商材、信頼度の高い実績のある商材が出されていないのに、作業効率に手をつけてしまうというのは、顧客の要望に対して、販売者の提供する物が完全にズレてしまっているわけです。

本当に勝てる商材を作るのが難しいもの、わからないわけではありません。しかし、だからと言って、無駄な部分に逃げるのはよくありません。みんなが求めているのは「本当に勝てる商材」一択なので、それがどんなに難しくても、ここの課題に取り組んでほしいです。クロスリテイリング社のような大きな会社の人脈があれば、本当に勝てている人とコンタクトをとることは、そんなに難しいことではないと思います。

EA化しない理由は?

今回、一連のマーケティングを見ていて、1つ、とても疑問に思ったことがありました。それは、なぜEA化しなかったのか?ということです。

今回は、「5年で10万円が1億円に」というキャッチーなフレーズが何度も出てきますが、その根拠とされているのが、販売ページの冒頭に出てくる5年分のバックテスト結果でした。そしてそのバックテストの手法は、単純にエントリーサインにのみ従ってトレードした結果であることが、プロダクトローンチの動画内で話されていました。バックテストの結果を勝てる根拠にするなら、バックテストを行った手法で商材化する必要があったと思います。

にもかかわらず、商材の手法は、なぜかフィルターを追加した手法となってしまっています。この場合、バックテストの手法とは違う手法になってしまうため、そうなってくると5年分のバックテスト結果は無関係になります。つまり、フィルターを追加することで、バックテストの結果が無関係になり、勝てるか?のデータが何もない手法に成り下がってしまうわけです。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

動画では、「勝率を上げるためにフィルターを追加した」と言われていましたが、フィルターを追加してしまうと手法が1つに決まらなくなるので、バックテストは行えなくなってしまうはずです。よって、フィルターを追加してさらに勝率が上がるか?は、データとして工藤さんも確認できていないはずです。もし確認できていれば、そのデータを出しているはずだからです。

さらに前述の通り、今回の商材のコンセプトは、1タップでトレードできることであり、これはつまり効率化を目指した作られたわけですが、効率化の頂点にあるのは、1タップすらする必要がない自動売買ソフトです。バックテスト結果は単純にエントリーサインにのみ従ってトレードした結果であり、これなら手法が1つに決まっているのでEA化が可能で、そうすれば完全自動化できます。しかし、フィルターを付け加えると、手法が1つに決まらないためEA化できず、作業効率は一気に落ちてしまいます。

つまり、フィルターを追加してしまうと、バックテストの結果もないし、EA化もできなくなるし、何も良いことはないのですが、そうまでしてフィルターを追加する理由は何なのでしょうか?

EAなら、全てのサインに対応できるので、簡単に、そのシステムの実力が完全に証明されます。実際、私も当初は今回の商材はEAなのかな?と思っていて、EAなら検証がらくにでき、さらに全てのエントリーに対応できるため、100%正確な検証結果が出せるため、購入して運用してみようと思っていました。本当に勝つ自信があるのであれば、EA化してシステムの実力を完全公開されても問題ないはずです。

しかし、実際は、なぜかバックテスト結果もない、フィルターを追加した手法で商材化され、手動対応の商材となっていました。人手対応が必要だと、全てのサインに対してエントリーすることは、とても難しくなります。そのシステムの実力が、正確な検証結果として公開されにくいということです。現状、手動対応が必要な商材を、24時間体制で、全てのサインに対応して検証するほど力を入れた検証サイトはありません。

これまで、クロスリテイリング社が販売してきた商材でも、今回のような「EA化できるのに、なぜやらないのか?」という疑問はあったのですが、特に今回は、エントリーサインにのみ従ってトレードした手法でバックテストまで行われていたにも関わらず、なぜか手法を変更してまで、テスト結果もない、フィルターを追加しての手動対応の商材となっていたため、いつもより一層、この疑問は大きかったです。

ちなみに、その後販売ページを読み進めると、「よくある質問」で「エントリーも自動にはできないのでしょうか?」と質問されており、これに対し運営側は以下のように回答されていました。

完全に自動売買化することはせずに、まずはしっかりと自分の手で稼ぐことを、身に感じていただきたいと思います。FXに初めて触れる方も多い中、 完全自動となると自分がどうやって稼いでいるのかを知ることができません。どのようにトレードをして、どのようにお金を稼げているか。今回のプロジェクトを通して、投資がいかに効率的に稼ぐ方法を知ってほしい考えもあるため、ご自身で作業していただく段階を設けています。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

しかし、別に自動売買ソフトであっても、毎日トレード履歴を確認していれば、「どのようにトレードをして、どのようにお金を稼げているか?」は、わかると思います。運用結果として利益が出せているのであれば、「投資がいかに効率的に稼ぐ方法か?」を知ることもできます。EA化しない理由としては、弱すぎると思います。

仮に今回の商材が、裁量商材のような、相場の本質を学び、自分で稼ぐ力を習得することを目指す商材なのであれば、「自動化は稼ぐ力が身につかないのでよくない」というのもわかります。しかし、今回の商材は、そもそも的に「脳みそを使わず」がコンセプトであり、「自分の手で稼ぐ」と言っても、やることといえば、メールを受け取り、それに従って注文するだけです。このような何も頭を使わない単純作業をやることに、どれほどの意味があるのか?と思うわけです。

3人の偉人の手法について

今回の手法のベースとして、2人の偉大な投資家と、1人の数学者の手法がベースになっているようなので、これについて自分の考えを書いていきたいと思います。

リチャート・ドンチャン

まず、リチャート・ドンチャンについてですが、彼はブレイクアウト手法を提唱しており、今回のシステムでも、エントリーはブレイクアウトで行うのが、手法の大きな特徴となっています。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

ブレイクアウト手法については、「ラインをブレイクしたところを狙う」という意味では、私はある程度優位性のあるトレード手法であると考えています。こう考える根拠は、“review.jp管理人のFX講座”をお持ちの方であればわかると思いますが、ここに全て書いています。また、最近書いたトレンドラインについての記事でも、少し書いているので、よかったら見てみてください。
>>トレンドラインが使えない理由を、相場の原理原則を元に解説します

厳密にいうと、私はブレイク後の押し目買いや戻り売りで注文しているのですが、今回はブレイクで入るので、エントリータイミングは若干異なるとは思います。ただ、手法の核である「ラインのブレイクポイントに優位性がある」という部分は同じなので、今回の商材は、手法の核の部分については、合理的で良い内容なのではないかと思っています。

ちなみに私は、ブレイクで入るとだましに合いやすいので、ブレイク後の押し目買い、戻り売りで入っています。基本的にブレイクは、いかにだましを回避できるか?がキーになってきます。

これまでクロスリテイリング社の商材は、トレンドフォローなら押し目買いや戻り売り手法ばかりでした。例えばデイトレMAXや、トレンドハンターFXでは、MAなどのインジケーターを使い、ある程度方向感が出た後で、押し目買いや戻り売りを行う手法でしたが、これだとかなりトレンドが出た後から入るため、出遅れ追っかけになりがちです。ラインブレイクの優位性も考えていないので、あまり合理的な手法だとは考えられません。

それに比べると、今回のブレイクポイントを狙う手法は、理に叶ったやり方で、手法としてはけっこう良いのではないかと思います。

ジェシー・リバモア

次にジェシー・リバモアについてですが、彼は、過去分析により相場では同じ動きが繰り返されていることを発見しています。

今回は、「1日の中でどの時間帯が利益になりやすいか」という傾向を過去から調べ、勝ちやすい時間のみでトレードを行う手法になっています。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

例えば経済指標は、やはりアメリカの指標をみんな注目しているわけですが、このような重要な指標はだいたい日本時間の夜に発表されます。また、時間帯により、市場参加者層も変わってくるので、時間帯によって、値動きの傾向に違いは当然発生してくるはずです。なので、時間帯の制約をつけるのは、けっこういいと思います。

現に私も、まったく同じことをやっており、“review.jp管理人のFX講座”で、「時間帯別の値動きの傾向と、それに伴うトレード戦略について」という記事で公開しています。膨大な量のデータまとめを行い、時間帯別の傾向を出しています。元データのエクセルファイルも配布しています。

つまり、前述のリチャート・ドンチャンの手法も合わせて考えると、時間帯を区切って、勝ちやすい時間帯だけ、ブレイクでエントリーする、という手法であり、これだと手法としては合理的であり、けっこう期待できると思います。となると残念なのが、やはり信頼度の高い実績がないことです。

ナウザー・バルサラ

次にナウザー・バルサラについてですが、彼は損益率と勝率のデータを元に、破産確率を算出した数学者です。

これについてですが、私は破産確率を出す必要性は極めて低いと思っています。なぜなら、バルサラの破産確率なんて使わなくても、損益率や勝率が良ければ資金は右肩上がりで増えるし、逆に損益率は勝率が悪ければ資金は右肩下がりで減り、破産の可能性も出てきます。バルサラの破産確率なんて使わなくても、資金の推移を見ていれば、この先どうなのか?は把握できると思います。

仮に安定して勝てて、資金も右肩上がりで増えているなら、破産なんて一切気にならないはずです。むしろ破産を気にすること自体、かなり低レベルです。事実、私は現状、長期間安定して勝てているため、破産の心配は一切していません。

トレード技術的に、このレベルにない場合、つまり、ギリギリのラインで、やっと利益が出せているような状態だと、確かに破産は気になると思います。もしくは安定して勝てていても、利益に対して損失が極端に大きい場合。つまり損失を大きくとらないと勝率を上げられない人です。この場合、安定して勝てていても、1回の損失で破産するので、やはり破産は気になるでしょう。

そのような状態でも、バルサラの破産確率的に大丈夫ならトレードしていいのでしょうか?だめだと思います。なぜならFXは確率の物事なので、当然勝率が落ちる時もあり、その場合はたちまち破産確率的にレッドゾーンへ転落するからです。このような人は、そもそもトレード自体、まだやる段階に達していないと思います。まずは破産なんて気にする必要がないくらいの成績が出せるまで、トレードパフォーマンスを上げるべきです。結局、破産させたくなければ、トレード技術を向上させるしかありません。

それに、もしバルサラの破産確率を元に、今回の商材の破産確率が0%であることを説得するにしても、まずは信頼度の高い勝率を出さなければ話になりません。今回の手法は、利益12pipsに対し、損切り6pips固定なので、損益率は2となるわけですが、では果たして本当に勝率が40%以上あるのか?ということです。

引用元:http://onetap-fx.s3.amazonaws.com/top/crs_pre.html

もし仮に、実運用した履歴を開示した上で、「過去5年間実運用した結果、損益率は2で、勝率は45%だったため、バルサラの破産確率で考えると、破産する可能性は0%となります」と言うのであれば、まだわかります。

しかし、販売ページで書いてあるのは、「バルサラの破産確率を参考にした」という内容だけであり、実運用結果として勝率が何%になるのか?はもちろんのこと、バックテスト結果であっても勝率が何%だったのか?は書かれていません。これらを一切開示せず、「バルサラの破産確率を取り入れた」とだけ言われても、何の説得にもなりません。

まとめ

今回の商材は、1タップというコンセプトについては、かなり的外れな商材だとは思いますが、トレード手法としては、時間帯を区切ったブレイク狙いということで、内容的には合理的で、けっこう良いのではないかと思います。

ただ、残念なのが、やはり実績です。実運用結果として、長期間安定して勝てた実績があれば利益が出せる可能性が高いと思いますが、バックテストの結果しかないとなると、実際に購入して、しばらくトレードしてみないと、本当に勝てるか?は、わからないと思います。

EAであれば、実践するのに、ほとんど手間はかからないので、購入してブログで運用結果を公開してもいいのですが、サインツールとなると、検証にも手間がかかるわけで、それに加えて実績が不明確で勝てるかもわからないとなると、商材を購入して検証まで行うモチベーションは出ません。

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