KX1000s CRAFTのレビュー、パンタグラフとメカニカルはどちらが打ちやすい?


私は現在、FXを収入の柱としていますが、今後、これを徐々にサイト運営の方にシフトさせていこうと考えています。その理由は、これまでに何度か書いてきましたが、review.jpという最高峰のドメインをゲットできたからです。

FXは別に私がやらなくても、みんな平等に参入可能です。しかし、reivew.jpというドメインは、私しか持っていません。このドメインは、大規模サイトに見合う価値のあるドメインだと思っており、これを有効活用しないともったいないと思ったからです。

なので、これからこのサイトの更新頻度は、けっこう高めになると思います。情報商材だけでなく、ありとあらゆる商品のレビューを行っていきます。

となれば、今後タイピングの機会が増えるため、打ちやすいキーボードを求めて、いくつか購入してみたので、今回はそれをレビューしたいと思います。

やっぱり分厚いキーボードは打ちにくかった

キーボードは、形状の大きな違いとして、キーが薄型のものと、キーが分厚いものの大きく2つに大別されると思います。さらに細かく分類すると、構造の違いにより、薄型はメンブレン/パンタグラフ、分厚いものはメカニカル/静電容量無接点方式に分類することもできますが、とりあえず薄型か?分厚いか?により、打ち心地が大きく変わるため、まずは薄型か?分厚いか?について議論してみます。

現在私は薄型のパンタグラフという構造のキーボードを使っているのですが、分厚いキーボードというと、中学校のパソコン室に置いてあったのを思い出します。そして印象としては、とても打ちにくかった、ということをよく覚えています。そして打ちにくいと思う理由もわかっていました。それは、分厚いキーボードは、「キーとキーの間のスペース(以降では“溝”と表現します)が広いこと」にありました。

例えば公園にある丸太渡りを思い出してください。丸太と丸太の間のスペースが10センチで並べられた場合と、丸太と丸太のスペースが1メートルで並べられた場合、目隠しをして渡れと言われたら、どちらが足を踏み外すことが多いと思うでしょうか?間違いなく丸太と丸太のスペースが広い方だと思います。

これとまったく同じで、キーボードも、ブラインドダッチでキーボードを見ずにタイピングする場合、溝が広ければ広いほど、足を踏み外す、つまりタイプミスを発生させる可能性が高いわけです。私の場合、両手人差し指と中指は器用に動くので、ある程度正確な位置を押すことができるため、タイプミスはほとんどないのですが、薬指と小指は不器用なので、キーを打つ位置に多少の誤差が生じてしまうため、溝が広いと、足を踏み外してしまうことが多くなってきます。

論理的に考えても、溝は狭い方が足を踏み外しにくいので、合理的なはずです。溝を広げて足を踏み外すリスクを高める必要があるのか?ということです。

なので、分厚いキーボードは打ちにくいんだろうなという先入観はあったのですが、Amazonのレビューなんかを見ていると、分厚いキーボードの方が打ちやすいというレビューが多かったため、とりあえず試しにメカニカルを購入しようと決めました。以下はAamazonの東プレ REALFORCEのレビューになります。

「これを知ってしまうと、他のキーボードで込み入ったタイピングをするのが苦痛に感じられます。」
「事務的な用途や文章を打つだけならばすごく良い。大量の文章を打つ人には最高の道具だと思う。」
「タイピングを仕事にしている人はこれ以外ないでしょう。」
「多少高くはつくけど、文字入力を専門とされる人はこれを使うべきです。」

引用:https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E3%83%97%E3%83%AC-REALFORCE-108UBK-%E5%A4%89%E8%8D%B7%E9%87%8D%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-%E9%9D%99%E9%9B%BB%E5%AE%B9%E9%87%8F%E7%84%A1%E6%8E%A5%E7%82%B9/product-reviews/B00133BGF6/ref=cm_cr_arp_d_hist_5?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&filterByStar=five_star&pageNumber=1

今回はCorsairのK65というキーボードを選んだわけですが、これを選んだ理由は、メカニカルの中ではまだ溝が狭かったからです。基本的にメカニカルキーボードは、キーを横から見ると台形のような形状になっており、上辺のキー面積はかなり小さめで、これにより溝が広くなってしまっているものがほとんどなのですが、今回私が選んだK65というキーボードは、キーを横から見ると台形ではあるものの、そんなに傾斜がついておらず、上辺のキー面積もそれなりに確保できており、メカニカルの中では溝が狭い方だったため、このキーボードを選びました。

しかし、それでも薄型に比べると溝は広いため、実際に購入して使ってみると、案の定、購入前から懸念していた、溝が広いことによるタイプミスは頻繁に発生しました。それまで私はパンタグラフキーボードを使っていたので、慣れていないからタイプミスが多いのかな?とは微塵も思わせないほど、明確にタイプミスを連発しました。

キー荷重は45グラムなので、連続してタイピングしても疲れることはなく、この点はよかったのですが、やはりタイプミスが多いことを考えると、分厚いキーボードは使えないなと思い、その日のうちに薄型のキーボードを新たに探していました。

下の動画は、ユーチューバーの瀬戸弘司さんという方の動画です。この方も、2017年6月に東プレのREALFORCEという静電容量無接点方式のキーボードを買われていますが、結局2018年2月にREALFORCEを使っていなかったという動画を上げられています。

動画内では、
「静電容量無接点方式に憧れてたけど、いざ使ってみるとキーボードの方式としては雑魚レベルのパンタグラフが良いことに気づいた」
「パンタグラフはキーストロークが浅いので指もらく」
ということが言われています。つまり、瀬戸さんも私とまったく同じ行動をとられていたわけです。

私は購入前に、キーボードについてネットでいろいろと調べてみたのですが、基本的に打ちやすさとしては、どのサイトを見ても、静電容量無接点方式が最高という内容になっており、パンタグラフは、これらに比べると格下というのがネット上のコンセンサスとなっています。

下の動画は、ユーチューバーのカズさんのKX1000sのレビュー動画になりますが、この動画についたコメントは、前述のように、パンタグラフに2万円を出すくらいなら、メカニカルや静電容量無接点方式を買った方がいいという意見がとても多いです。瀬戸さんも、パンタグラフを「雑魚レベル」と言われています。

「パンタグラフで23000円ってどうなん?普通にメカニカル買った方がいいと思うんだが…」
「パンタグラフで、二万とか高すぎー笑笑」

引用:https://www.youtube.com/watch?v=6WexdeFfC3c

なので、とりあえず私が言いたいこととしては、ネット上の情報を参考にすると、良いキーボードが欲しいなら、何も迷わずに静電容量無接点方式やメカニカルを買うという選択をとると思いますが、それはうのみにしない方がいいかもしれない、ということです。「パンタグラフが絶対的に打ちやすい」とまでは言いませんが、静電容量無接点方式が最高峰で、パンタグラフは格下、という先入観は捨てて、全てを同じ土俵で考えてもいいと思います。論理的に考えても、分厚くてキーとキーの間のスペースが広いキーボードが打ちやすい、とされている風潮を、私は疑問に思っています。

なので、できれば量販店に出向き、実際に現物をタイピングして確認することをおすすめします。そうしないと、私や瀬戸さんのように、ネット上の情報を信じ、静電容量無接点方式やメカニカルを買ったものの、結局薄型に戻す、という無駄遣いをしてしまうことになりかねません。

粗悪なキーボードはキー荷重が大きく、荷重のバラツキも大きい

前述の通り、キーボードのうち心地を左右する要素としては、キーの厚さ、それに付随した溝の幅が一番重要だと考えていますが、その他の要素として、どれくらいの深さまでキーを押せば反応するか?を示すキーストローク、どれくらいの荷重をかければキーが押せるか?を示すキー荷重も、ある程度は打ち心地を左右するため、そのことについても書いていきます。

これまで解説してきたように、私はキー形状は、薄型で溝が狭いパンタグラフがいいと思っています。この場合、構造上、薄型はどれもキーストロークは短くなるので、あまり気にする必要はありません。ただ、キー荷重は、キーボードによって大きく異なり、さらに荷重の大きさによって打ちやすさは大きく変わるので注意が必要です。

下はバッファローのパンタグラフのBSKBU300というキーボード。価格は2000円と格安で、これは比較的小さめの作りとなっているため、簡易的な使用を目的に、リビング用のパソコンのために購入しました。

下の動画は、KX1000sとBSKBU300のキー荷重測定結果です。KX1000sの最も反発力の大きいキーのキー荷重は65g、最も反発力の小さいキーのキー荷重は54gという結果でした。一方、BSKBU300の最も反発力の大きいキーのキー荷重は75g、最も反発力の小さいキーのキー荷重は54gという結果でした。

まず、最大キー荷重ですが、KX1000sは65g、BSKBU300は75gとなっていますが、この10gの差はとても大きく、BSKBU300の方は、キー反発がとても大きく、タイピングするのに指がとても疲れます。BSKBU300は現在は押入れで眠っているのですが、この一番大きな理由が、キー荷重が大きくて疲れるという理由です。KX1000sの最大キー荷重は65gですが、これはキーボードの中では小さいというわけではありませんが、これくらいなら長時間打ってもあまり疲れません。これより少しでも大きくなると、長時間打つのはきついかなという印象です。

作り方的に考えても、粗悪なキーボードほどキー荷重が高いというのは納得できます。基本的にキーボードの反発力は、中にあるラバーが生み出しているわけですが、キー荷重を低くすればするほど、高精度に作る必要が出てきます。例えば、ターゲットとしてキー荷重100グラムを狙ってラバーを作ったとします。そしてバラツキとして荷重の弱いもの、例えばマイナス30グラムのラバーが出てきても、キー荷重としては70グラムになるわけなので、使用上、何ら問題ありません。

では、ターゲットとしてキー荷重40グラムを狙ってラバーを作ったとします。この場合、同じようにバラツキとしてマイナス30グラムのラバーが出てくれば、キー荷重としては10グラムとなり、これではおそらく指を置いただけで押されてしまうので、欠陥製品となるわけです。キー荷重を低くすればするほど、マイナス方向の許容がなくなってしまうので、高精度が求められるわけです。逆にターゲットとして狙うキー荷重を上げれば上げるほど、マイナス方向の許容が大きくとれるので、低精度でも作れます。なので低精度の技術しかないなら、ターゲットとして狙うキー荷重は必然的に上げてくるはずです。

あと、キー荷重のバラツキがについてですが、KX1000sの最大キー荷重と最低キー荷重の差11gだったのに対し、BSKBU300の最大キー荷重と最低キー荷重の差は21gという結果でした。基本的にキー荷重が大きければ大きいほど反発が強いので、キーを押した時に速度的に遅く入力され、逆にキー荷重が小さければ小さいほど反発が弱いので、キーを押した時に速度的に速く入力されることになります。よって、キー荷重の大きいものと小さいものが混在していた場合、入力速度もバラバラになるので、これはタイプミスの原因となります。初心者の方で入力速度がそれほど速くなければ、あまり関係ないと思いますが、上級者で入力速度が速い場合は、タイプミスしやすいと思います。

普通に考えて、キーボードは押して使うものなので、それなら、どれくらいの力で押せばキーが沈むか?を示すキー荷重は、そのキーボードの特性を示す指標として重要になることは、論理的に考えれば素人だってわかることです。にもかかわらず、BSKBU300のメーカーのサイトを見ると、キー荷重の表記は一切ありません。なぜ重要なはずのキー荷重の表記をあえてしていないのか?疑ってかかった方がいいでしょう。キー荷重の表記のないものは、買わないことです。

ちなみに最高峰のキーボードと言われている東プレのREALFORCEは、「ALL30g±15g」のような表記となっています。キーボードによっても異なりますが、全体的にキー荷重は低めです。また、人体上、人差し指に比べ、小指は力が弱いので、キーボードもそれに応じて荷重を変える「変荷重」というキーボードもあるようです。やはり評判がいいものほど、キー荷重にこだわっていることがわかります。バラツキも±15gで、他のものよりも小さいです(KX1000sは60±20g)。前述では、「このキーボードが最高峰とされていることを疑問に思う」と書きましたが、もしかしたら、このキー荷重へのこだわりが評価されているのかもしれません。

KX1000sのレビュー

キー配置、キー形状は天下一品

KX100sは、薄型のパンタグラフになりますが、分厚いキーボードと比べると、溝が極端に狭いことがわかると思います。これにより、足を踏み外すことがほとんどなく、タイプミスを発生させることがほとんどなくなり、早く、正確なタイピングができました。

さらにKX1000sは、キーの中心が丸く凹んでいるため、キーボードを見なくても、指をホームポジションに置いておいた場合に、どこがキーの中心なのか?がわかり、より正確なホームポジションをとることができます。ブラインドタッチでタイピングする場合、ホームポジション以外のキーを押す場合は、ホームポジションを基準とし、その基準点を元にして、おおよそのキーの位置を判断することになります。となれば、ホームポジションが正確であればあるほど、ホームポジション以外のキーを押す場合も、正確な位置を押せるということになります。

ほとんどのキーボードには、ホームポジションで人差し指を置く位置に凸の目印がつけられていると思います。これにより、人差し指については、キーの中心をとらえやすくなっていると思います。しかし、他のキーについては、このような目印はないので、まっ平らのキーだと、どこがキーの中心か?が、わかりません。基準点が不正確なわけです。よって、何もない平らなキーに比べると、中心が凹んでいるキーは、よりミスのないタイピングが可能となります。

さらに、キーの中心を把握しやすいだけでなく、キーの中心が凹んでいるので、キーの上に指を置いた場合に、キーと指がフィットし、とても指の座りがよいです。私が数あるパンタグラフキーボードの中で、KX100sを選んだ理由は、このキー形状にありました。購入前に、見るからに打ちやすそうだなと思っていましたが、やはりそれは当たっていました。

前述で重要と書いたキー荷重については、最も反発力の大きいキーのキー荷重は65g、最も反発力の小さいキーのキー荷重は54gであり、そんなに低いというわけではありませんが、とくにストレスを感じるほどの反発力でもありません。もちろん反発力が小さければ小さいほどいいにこしたことはないのですが、現状パンタグラフでは、そんなに小さなキー荷重のキーボードはなく、キー配置的にパンタグラフというのは譲れないので、仕方がありません。

コントロールホイールはあまり使わなさそう

このキーボードの最大の特徴が、左上にあるコントロールホイールを操作することで、様々な機能に割り当てることができるようになっています。

回す操作の割り当てとしては、音量調整、輝度調整、タブの切り替え、デスクトップの切り替え、水平スクロールなど。押す操作の割り当てとしては、再生、一時停止、デスクトップの表示非表示、ウィンドウの最大化など。押す&回す操作の割り当てとしては、音量調整、輝度調整、アプリケーションの切り替えなど、となっています。

さらに、上記割り当てのみならず、Microsoft製品(Excel、Word、PowerPointなど)については、例えばExcelならコントロールホイールを回してセルを移動させたり、複数のセルを選択してコントロールホイールを回せばグラフ作成ができます。また、adobe製品(Photoshop、Illustratorなど)については、例えばIllustratorなら、コントロールホイールを操作することでオブジェクトのストロークサイズの変更や、色の変更ができたりと、アプリケーションによっては、少々複雑な作業を行うこともできます。

これら機能に対する私の印象としては、正直、回して音量調整と、押して再生/一時停止くらいでいいかなという印象です。コントロールホイールを回して音量を調整するというのは、確かに便利だと思います。いちいち右下の音量調整バーで調整するよりも、早いでしょう。

ただ、コントロールホイールを押してデスクトップの表示非表示を切り替えたり、ウィンドウの最大化させたり、という操作は、おそらく使わないと思います。なぜなら、どの操作をどの行動に割り当てたか?を、覚えるのが面倒だからです。

直感的に、ダイヤルを回す=音量調整とか、ダイヤルを押す=一時停止とかなら、音楽コンポも同じ操作なのでイメージしやすいのですが、ダイヤルを押す=デスクトップ表示とか、ダイヤルを押す=ウィンドウの最大化とかってイメージしにくく、この割り当てを覚えるのが面倒です。覚えなければいけない手間を考えると、それだったらマウスでクリックしてウィンドウを最大化させた方がマシです。手間としては、マウスで操作しても、そんなに変わりません。

また、その下のMicrosoft製品やadobe製品などのアプリケーション別の割り当てにしても、やはり同じく、割り当てを覚えるのが面倒なので、使わないと思います。例えばExcelならなら、複数のセルを選択してコントロールホイールを回せばグラフができると言われても、グラフを作る操作なんてマウスで数クリックできるので、このような割り当てを覚えてまでコントロールホイールで作成する必要性を感じません。

同じように、Illustratorなら、コントロールホイールを回せばオブジェクトの色の変更ができると言われても、色だけ変更したところでどうなるのでしょうか?オブジェクトの形状や太さ、線の種類など、たいていの作業をマウスで操作し、色の変更のみを、あえてコントロールホイールを使って行うでしょうか?おそらくやらないでしょう。色を変えるにしても、マウスを使っても、わずか1~2クリックでできます。

基本的に、割り当てられたほぼ全ての操作は、マウスを使って操作可能であり、手間としては、マウスで操作する場合もコントロールホイールで操作する場合も、そんなに違いはありません。パソコンを操作する場合の基本スタンスとしては、左手はキーボードの上、右手はマウスの上に置いていると思いますが、マウスで操作すれば、そのまま手を動かさずに操作できるので、これが簡単な気もします。逆にコントロールホイールを使おうと思えば、左手はキーボードの上にあるので、わざわざ左手を動かさなければならない手間があるわけです。少なくとも、コントロールホイールを使えば明らかに操作がらくになる、というわけではありません。となれば、どの操作をどの行動に割り当てたか?を覚えなければならない面倒くささを考えると、そこまでしてあえてコントロールホイールで操作する必要性を感じません。

なので、ちょっと機能の詰め込みすぎかな?という印象を受けます。私は、コントロールホイールを回す=音量調整くらいにしか使わないと思います。

最大3台のパソコンに接続可能なのは便利

KX100sは、最大3台までペアリング可能で、複数台のパソコンを、このキーボード1台で操作可能です。さらにFLOWに対応したマウスを使えば、パソコンの切り替えスイッチを押さなくても、自動でマウスで操作しているパソコンに接続するという画期的なものです。

もし、複数台でパソコンを使っていれば、これを使えばマウスとキーボードは1つずつでよくなるので、かなり便利だと思います。

テンキーレス、傾斜角調整など、使いやすさとしては改良の余地あり

KX100sは、タイピングのしやすさを左右するキー形状は最高です。ただ、その他の構造的な部分では、もう少しユーザー目線で考えてもいいと思います。

具体的には、テンキーレスと傾斜角です。まず、テンキーレスについては、これは会計をやったりと、数字を頻繁に打つ人であれば、テンキーもあった方がいいと思いますが、私は数字をそんなに頻繁に入力しません。そして私と同じように、数字をあまり入力しない、という人はけっこういると思います。そういう人にとっては、テンキーがあると、マウスとキー間の距離が長くなるため、とても使い勝手が悪くなってしまいます。

コントロールホイールやマルチデバイスのように、それがあっても邪魔にならないのであれば、その機能を使わない人にとっても、それがあることでマイナスにはならないのですが、テンキーのように、使わない人にとっては邪魔になるものだってあります。

購入者によって、テンキーを頻繁に使うか?使わないか?の区別がある程度しっかりしていて、さらにテンキーがあることで使わない人にとっては邪魔になるようなものなのであれば、やはりテンキーがあるモデルとないモデルの双方を出してほしかったです。

また、傾斜角については、キーボードは、商品によっては、折り畳みができる足がついているものがありますが、これは必須だと考えています。そもそも、なぜキーボードを傾斜させるか?ですが、これはキーボードを見ながらタイピングする人が、キーを見やすいように、傾斜をつけるわけです。

しかし、ブラインドタッチをする人なら、キーボードは見ないので、この傾斜は不要となります。打ちやすさだけで考えれば、傾斜はない方が疲労は少ないです。なぜなら、傾斜をつけると手首を逆くの字に曲げる必要があるからです。

そもそも、このような高額キーボードを買う顧客層としては、ある程度パソコンになれた人がほとんどでしょう。パソコンに精通する人でないと、このような高額キーボードを買う人はいないと思います。そしてこのような熟練者は、ほぼほぼブラインドタッチです。それなら双方に対応して折り畳みできる足をつけるか、片方に特化させるならブラインドタッチをする人用に、傾斜がないものにすべきです。

実際にキーボードを使うユーザー目線で考えないので、「高額なのに初心者向け」という、わけのわからない構造のものを作ってしまうのだと思います。

※傾斜の問題については、自分で傾斜のないものに改造したため、この点はクリアできました。詳細はこのページ最下部に記載しています。

キーボードの膨らみは個体の不良ではなさそう

以下写真の通り、このキーボードは、プラスチックの最上面が3ヶ所ほど膨らんでしまっています。

これはAmazonのレビューでも報告されているため、個体の不良ではなく、おそらく全ての製品で、同じように膨らんでしまったいるのだと思われます。

数千円程度の安物のキーボードなら、このようなプラスチック部のたわみはよくあることですが、さすがに2万円でこれは、ちょっと残念です。

別に使用上は、特に不具合となるわけではありませんが、このようにたわんでいると安物のように見えてしまうので、高価な商品なのであれば、それに見合うように、もっと精度よく作ってほしいところです。

総評

これまでのレビューを見ていただければわかると思いますが、私はKX1000sのほとんどの機能を使っていません。コントロールホイールも音量調整くらいにしか使わないし、パソコンは1台なので、マルチデバイスも使いません。

それならこのキーボードを選ぶ必要があるのか?と思われるかもしれませんが、前述の通り、キー形状が抜群で、かなり打ちやすいので、たとえほとんどの機能は使わなくても、このキーボードを選んでよかったと思っています。

キーボードのたわみについては、少し不満にも思いますが、タイピングのしやすさは天下一品であり、このメリットがあれば、たわみのマイナス評価など軽く払拭できてしまうほどです。

もしテンキーがないモデルがあったら、壊れた時のために、ストックとしてあと2~3個くらい買っておこうかな?と思わせてくれるほど、とても満足できるキーボードでした。

KX1000sを分解、改造してみた


その後、KX1000sを一週間ほど実際に使っての感想なのですが、基本的にはとても打ちやすいキーボードなのですが、1つマイナス点として、長時間使うと疲れる、という点がありました。

原因は明確にわかっていて、これはレビュー記事でも書いていたことなのですが、キーボードに傾斜がついているため、手首を逆くの字にしてタイピングしなければならないことにありました。指先を持ち上げてタイピングするかたちになるため、長時間タイピングすると手首がとても疲れてしまいます。20分~30分の使用ならまったく問題ないのですが、2~3時間タイピングすると手首に疲労感を覚えます。

これを何とかできないかなーと考えながらキーボードを見ていると、傾斜を生み出している上部のアルミ部が、うまく外れるような構造になっていることに気づずいたため、うまくやれば傾斜のないキーボードに改造できるかもしれないと思い、改造してみました。けっこううまくいったので、詳細の改造手順を公開しようとも考えたのですが、安易に真似されて壊されると困るので、ざっくりやったことを公開するにとどめておくことにしました。あくまで私の状況報告ということで参考程度にしていただければと思います。

まず、購入したものは、L字のアルミアングル3枚(大が1枚/小が2枚)、ネジとナットです。他にアルミ板や、製品本体のアルミ箱を加工するドリル、グラインダー、ヤスリ等は家にあったものを使いました。

やり方ですが、まずは本体を分解して、キーボードと、基盤等が入ったアルミ箱に分断します。キーボードからステーが伸びてきていて、これをアルミ箱の中に挿入してボルトで固定されていたため、ボルトを外すことでステーを引き抜けるようになります。余談ですが、前述で指摘していたキーボードの膨らみは、このステーの部分3ヶ所が、ステー分の厚みの影響で膨らんでいるようです。

次にステーの上にアルミアングル(大)を置き、その上にアルミアングル(小)を置きます。これをアルミ箱を乗せる土台にします。アルミ箱には、ステーが挿入されていた部分に穴があいてしまっているため、これを隠す目的で、装飾用としてアルミアングル(小)を使っています。アルミアングル(小)は2枚買いましたが、これは色をどちらにするか?迷ったので2枚買いました。シルバーとブラウンを買いましたが、今回はシルバーを使ったため、結果的にブラウンは不要でした。

下の動画は、キーボードの高さが変わった場合に、どれくらい指の角度が変わるのか?を比較した動画です。手首の角度としては、ほんの少しの違いなのですが、長時間打ち続ければ、これが徐々に効いてくるわけです。

また、手首の疲労を軽減できるだけでなく、タイピングミスも減ったような気がします。というのも、ブラインドタッチでタイピングする場合、キーボードを見ずに、各キーの位置を把握することはとても重要です。この各キーの位置の把握を間違うと、タイプミスになるからです。そしてこの各キーの位置の把握のしやすさとしては、キーは机の上に水平に並べられていた方が、その位置を把握しやすいです。

基本的にブラインドタッチは、FとJのホームポジションを基準に、全体のキー位置を把握することになるわけですが、全てのキーがFとJに対して水平方向ズレた位置にある場合、2次元のみの推測だけですみます。しかし、これがキーボードが傾斜していて、各キーが横方向にも縦方向にもズレた位置にあるとなれば、3次元の推測が必要となり、キー位置を把握することがとても難しくなるわけです。

さらに今回、キーボードを机の上に完全着地させたことで、かなり安定感が増し、タイピングしても微動だにしないので、かなり打ちやすくなりました。やはり斜めになっていると、その下に空洞があるわけなので、完全着地させた場合と比較すると、安定感は劣ります。打鍵音も、斜めの時はカタカタという感じでしたが、完全着地させるとトコトコという感じに変わりました。例えるなら、木の上でジャンプするか、コンクリートの上でジャンプするか、という感じでしょうか。

見た目的には、穴は全て装飾板で隠しているので、正面から見る限りは、自分でいじったか?はわかりません。ただ、裏にはスイッチ、充電ケーブルの接続穴があり、この部分は装飾板自体を加工する必要があるため、慎重にやる必要があります。ここの加工さえ完璧にできれば、自分で改造したか?は、わからないと思います。




これで傾斜の問題はクリアできたため、残るはテンキーの問題だけになりました。この部分は使い勝手は悪いのですが、その他はほぼほぼ最高に近い状態であり、現状のキーボードの中では、これ以上のものはないと思っています。

基本的に全ての条件を満たしたキーボードというのは、オーダーメイドで作ってもらったりしない限り存在しないと思います。それなら、自分ではどうすることもできない部分、キーボードでいうならキー周りの部分に焦点を当ててキーボードを選び、あとは今回でいえば傾斜を無くすなど、自分でもできる部分は自分で手を加え、できるだけ自分にマッチしたキーボードを作り上げることも、もしかしたら大事なのかもしれません。

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