インターバンク流FXデイトレ教本のレビュー

私は現在専業でFXをやっていますが、私はFXを勉強するにあたって、情報商材、一般書籍、ネット上の情報など、他人が教えるノウハウには頼りませんでした。とはいっても、一切参考にしなかったわけではなく、そこで語られているノウハウは、あくまで手法の候補という位置づけであり、その考え方を取り入れるか?は、自分で検証したり、合理的な内容なのか?を考えて見極め、OKと判断したものだけ採用し、今の手法を確立しています。

なぜ、他人が教えるノウハウを参考にしなかったか?それは、信頼度の高い実績を公開している人が皆無だったからです。自分で作った画像を実績としてしまっていたり、証券会社の履歴を出すにしても、後出しの履歴ばかりでした。本当に勝てている人からなら、教わりたいと思いますが、本当に勝てているか?わからない人から教わるというのは、誤った知識を取り入れる可能性が高く、とてもリスクだと思ったからです。

今回紹介する書籍は、現在JFXの社長をされている、小林芳彦さんが書かれた書籍です。そもそもFXにおける正しい勝てる手法とは何か?ですが、価格は、市場参加者の注文状況により多数決の原理で動いています。大多数が買い注文を入れるところで自分も買えば勝てるわけです。そして証券会社の中の人というのは、顧客の注文状況を全て見ることができます。要は、どこで大多数が買い注文を入れているのか?が、まるわかりなわけなので、どのような取引を行えば勝てるのか?を知っているわけです。

もちろん、小林さんはJFXの社長なので、JFXの注文状況しか把握できないわけですが、ただ、JFXでもかなりの数の顧客の注文状況を見ることができます。おそらくJFXで取引しているのは、ほとんどが日本人だと思いますが、人間の心理はどこの国の人でも変わらないはずなので、日本人の思考がわかれば、他の外国人も同じ思考で取引している可能性が高く、つまりは市場全体の思考も同じ可能性が高いわけです。要は統計学と同じで、一部の標本を調べることによって、集団全体の性質を推定できるということです。

過去にも証券会社の人の商材としては、元FXCMジャパン(現楽天証券)社長の谷中伴行さんが、プライス乖離FXという商材を出されていましたが、その販売ページでは、以下のようなコメントが書かれていました。

引用元:プライス乖離FX 10万ドルトレーダー養成講座 販売ページより

この時のレビューとしては、「販売ページに書かれている上記内容は事実であり、そのような人と繋がれるということは、確かにすごいことです。」とレビューしていました。
参考:プライス乖離FX 10万ドルトレーダー養成講座のレビュー

今回もまったく同じ理屈で、やはり証券会社の中の人が発信する情報というのは、とても価値が高いように思います。

また、書籍の表紙には、「他人の損切りは蜜の味だ」と記載されています。これは、私の特典を持っている方ならおわかりいただけると思いますが、私もまったく同じ考え方をしており、「他人の損切りを狙う」ということを言うと、もう手法の核の部分の半分は言ってしまうのではないか?と言えるほど、重要な要素と考えています。そもそもFXの構造を考えると、「他人の損切りがおいしい」という考え方になるのは、理屈的に考えると当たり前の話であり、内容的にも良さそうだったため、購入してみました。

目次&レビュー

第1章 インターバンクの為替取引の常識

この章は、著者の自慢話ということで、これまでの経歴の説明があります。おそらく冒頭で自信の実績を証明することにより、今回の書籍で書かれている内容が、きちんとした実績のある人が書いた内容ということで、信頼した上で読んでもらえるように、冒頭で実績の証明がされているのだと思います。

ディーラーの営業時代には、「日本のディーラー・ベストセールス部門6年連続1位」「短期為替予想部門5年連続1位」になったことが書かれており、新規顧客を獲得する方法として、為替の予想を当てることにより顧客の信頼を得て顧客を獲得し、1位をとってことが書かれています。

これは、などほどなぁと、とても関心ししました。例えば証券会社の口座を開設してもらおうと思えば、ほとんどの証券会社は、「スプレッドがこれだけ低くなった」「約定力がすごい」「取引ツールがこんなに高機能」などをうたい文句としていますが、小林さんはそうではなく、当たる為替予想を配信することで顧客を獲得しているわけです。顧客としては、確かに手数料が安いのもメリットですが、それ以上に、当たる為替予想を見れた方が利益につながるので嬉しいと思います。

現在でも為替予想は、証券会社のコンテンツ「小林芳彦のマーケットナビ」として配信されていて、その結果を星取り表にまとめられていますが、毎月安定して利益が出ており、自信の為替予想が確度の高い相場予想であることが書かれています。この星取り表による実績の公開は、2010年4月からスタートし、2018年6月現在まで、毎月成績の公開が継続されています。この星取り表の実績については、かなり信頼度の高い実績になると思います。

引用元:インターバンク流FXデイトレ教本より

書籍内では、実績の公開ついて、以下のように記載されています。

毎朝7時過ぎに「小林芳彦のマーケットナビ」のなかの「マーケット速報」で公表している売買方針に対し、実際の相場の動きを照らし合わせて検証しているものであり、“後出しじゃんけん”ではない。この表を見ていただければ、勝ち負けはもちろん、トレードの頻度、勝つ時と負ける時の値幅など、私自身の取引の実態がすべてわかるというわけだ。

私は現在も、現役時代と同様の緊張感、ノウハウをもって日々の相場予想をし続け、その内容を白日の下にさらし、いわば「まな板の上の鯉」のような状況で、結果について責任を負わなければならない立場に身を置いているというわけだ。

引用元:インターバンク流FXデイトレ教本より

これについては、まったくの同感です。現状の講師の実績は、ほぼ全てが“後出し”の実績ばかりですが、後出しの場合、実績のねつ造はやりたい放題なので、信頼度はかなり低いと言えます。具体的なねつ造方法については、以下で詳しく解説しています。
>>“後出し”なら、実績のねつ造は簡単

なので、私も以下の記事で、小林さんとほとんど同じ内容を書いていますし、私も実際に後出しではないやり方、逃げ道のないやり方で実績を公開しています。
>>管理人のFX月間成績報告※6月1日更新

やはり本当に勝てていれば、それを証明したいと考えるのは当然であり、そしてどうやれば信頼度の高い実績になるか?を考えると、後出しではないやり方に行きつくのだと思います。本当に勝てていれば、「まな板の上の鯉」の状態、つまり逃げ道がないやり方でも、実績の公開ができます。

逆に本当は勝てない人は、後出しで、たまたま勝てたところを後から選んで公開することしかできないでしょう。後出しなら、仮に負けても成績を出さない選択もあるので、これだと逃げ道もあるわけで、このやり方でしか成績は出せないと思います。絶対に勝つ自信がないと、小林さんや私のように、負けたらそれがそのまま公になってしまう状態、逃げ道がない状態では、実績を公開することはできないと思います。なので、本当に勝てるのであれば、なぜ逃げ道がないやり方で実績を出せないのか?疑ってかかることです。

この章を見た時点で、この書籍を買って正解だったなと思いました。現状の他の講師の実績は、ほぼ全てが“後出し”によるものであり、信頼度の高い実績を出している人は皆無という状態なので、他人の言うことはほとんど信頼していませんでしたが、今回、初めて後出しではない、信頼度の高い実績を公開している人を見つけたため、初めて他人からFXを学んでみようと思いました。

その後、今回の書籍の手法として、「他人の損切りは蜜の味」ということが書かれていますが、なぜ他人の損切りを狙うのがおいしいのか?についても、この章で解説されています。

例えば直近の相場が上昇トレンドにあるとすると、上昇していたということは、裏を返せば、上昇期間においては、売り注文よりも買い注文が多かったという事実がわかるわけです。書籍内では何度も「ポジションの傾き」というフレーズが出てくるのですが、売り注文よりも買い注文が多い状態を、「買いポジションに傾いている」と表現されています。

直近で買いポジションが多いということは、もうどういうことか想像はつくでしょう。投機筋が為替差益を得る目的で買っていたのなら、これら買いポジションは、いずれ決済されます。決済には利益確定と損切りがあるわけですが、“人間の心理上”より大きな動きになりやすいのは損切りの方であり、そこがチャンスというわけです。

私はトレード手法は自分で合理的な手法を考えた結果、「他人の損切りを狙う」という手法に行きつき、これで安定して勝てるようになりました。そして、今回、はじめて出会った信頼度の高い実績を公開している人も、偶然にも「他人の損切りを狙う」という同じ手法でトレードされていることを知り、やはり手法としては、このやり方が一番勝ちやすい手法なのだな、ということを再確認できたのでよかったです。

第2章 デイトレードにおけるプロの流儀

相場でもっともチャンスなのは、他人が不安になって損切りするポイントである。ただ、この時、自分も損切りする側にまわって、不安になっていたのでは話にならない。そうではなく、自分は平常心で相場を俯瞰し、他人が不安になって損切りするところを、うまく利用しなければならないわけです。

つまり、トレードする上で「不安心理」というのは、負けやすい要因になっているわけなので、この章では、どうすれば不安な状態でトレードすることを回避し、自分が損する側にまわらずにすむか?の解説があります。

その後、ある相場を想定した上で、現在含み損を抱えている人が、どういう不安な心理になっているのか?その気持ちを具体例で書かれています。「なぜ、人の損切りを狙うことに優位性があるのか?」について詳細な解説があります。これも第1章同様、とても共感できる内容で、納得のいく説明でした。

その後、経済情勢とチャートを組み合わせて考えて、直近の相場で、市場参加者の、どのような取引があったのか?を紐どいていく方法が解説されています。ある時の経済情勢と、その時のチャートを出して、「このような経済情勢があって、これを受けてこのような市場参加者の心理があって、その結果このような注文が入ったことにより、このような値動きになった」というような解説です。

これについては、例えば、チャート分析を行い、直近が上昇傾向なので買いポジションに傾いていると判断する場合、根拠が1つしかありません。しかし為替は経済情勢で動いているわけなので、経済情勢的にも、ニュースによって売られる理由、買われる理由があるわけです。例えば直近の例では、「米朝首脳会談が開催される」という材料は、地政学的に安心材料となるため、円売り材料、つまりドル円なら買い材料となります。直近が上昇傾向だったとすると、上昇トレンドだから買いポジションに傾いているという根拠に加え、経済情勢の面からも買われる理由が説明できるわけなので、より買いポジションに傾いているという予想が的確になります。であれば、その後トレードするにしても、より市場参加者のポジションの傾きが明確に把握できているわけなので、正確なトレードができるわけです。

その後、直近の取引状況を紐どいたら、それを元にして、今後の相場を予想する方法が解説されています。経済情勢とポジションの傾きがわかれば、あとはその2つを元にして今後どっちに動くのか?は予想できます。例えば上記米朝首脳会談のケースでは、米朝首脳会談の開催を見込んでドル円は買いポジションに傾いていたわけですが、仮にその後会談で、何も具体策が出なければどうなるでしょうか?失望売りとなり、価格が下げれば下げるほど、買っていた人達は苦しくなります。この損切りにより、その後大きく下げると予想できるわけです。

個人的にも、そもそも相場は経済情勢を材料に動いているわけなので、経済情勢分析とチャート分析の双方を組み合わせて、直近の値動き理屈を把握したり、今後の相場を予想したりすることは、とても重要だと考えています。現状の商材は、チャート分析のみでトレードを行うものばかりであり、ここを学べる商材はなかなかないので、とても貴重で良い内容だと思います。

第3章 これがNo.1ディーラーの相場予想だ!

この章も、第2章と内容はだいたい同じで、ある時の経済情勢と、その時のチャートを出して、経済情勢とチャートを組み合わせて考えて、ポジションの傾きを予想する方法が具体例で解説されています。

判断方法としては、チャートの値動きに加え、ニュース、要人発言、経済指標(雇用統計、FOMC、金融政策など)、オプション取引も総合して考えて、ポジションの傾きや市場心理を読み解いていきます。よりつっこんだ判断方法の解説となっており、とても参考になりました。

その後、市場心理の読み解き方について、より具体的な解説があります。市場心理を読み解く際のポイントは、第三者の目線で、相場を俯瞰して見ることです。例えば、自分が買いポジションを持っている場合、トレーダー心理としては、今まさに自分の心理が、買いポジションを持っている人の心理ということになるわけですが、この場合、どうしても売っている人の心理の方を考慮することをおろそかにしがちになります。そうなると、全体の半分の心理しか理解しようとしていないわけなので、当然予想の正確性は落ちます。私の特典を持っている人ならわかると思いますが、私もまったく同じことを書いていると思います。やはり内容としてはとても共感でき、良い書籍だなと思いました。

第4章 売買テクニックよりも大事な資金管理術

資金管理の重要性についての解説です。基本的に資金管理のやり方は、とても簡単で、考えることとしては、1回のトレードでの負け額をいくらにするか?だけ考えればOKということになります。

私は現在、口座資金に対し、1回の負けが2~3%になるように資金管理を行っていますが、この書籍では、もっと低いリスクを推奨されていました。内容としても、ヘッジファンドは、このような%で行っているところが多い、という解説で、とても信ぴょう性がある解説となっていました。

とくに今回の手法は、「他人の損切りを狙う」、つまり他人の不安心理につけこむやり方です。他人の不安心理が一番のチャンスなわけです。ということは裏を返せば、自分が不安心理でトレードすれば、そこを相手につけこまれ、とても負けやすい状況にあるということになってしまいます。

“不安心理=負けやすい”という構図を考えると、私の場合も、もう少しリスクを落とすべきなのかな?と考えるきっかけとなり、この内容も良かったと思います。

社長が相場予想を毎日無料配信するのは、よくよく考えるとすごいことかも?

これは経済情勢を用いた手法全ての商材に言えることなのですが、この手法を習得するなら、長期的な継続した勉強が必須になります。例えば、単純にテクニカル分析を使って、例えば「RSIが20にきたら買う」という手法を教えられた場合、勉強する必要は一切なく、もうこれだけでトレードができます。安定して勝てるか?は別として、トレード自体は可能ということです。

しかし、チャート分析と経済情勢分析を組み合わせた手法は、状況は無限大にあるわけなので、一概にトレード方を1つに手法化することはできません。経済情勢だけで考えても、これ1つでも膨大なパターンがあります。例えば先日行われた米朝首脳会議も、歴史上初めての出来事でした。そしてこれに対し、その時のチャート形状も様々なので、これによっても市場参加者の心理は変わります。このように経済情勢とチャート形状を組み合わせた状況というのは、膨大なパターンがあります。

要は単純作業なのか?それとも頭を使う作業(単純作業の反意語がわからなかったので以降複雑作業と書きます)なのか?の違いで、単純作業ならすぐにできるようになりますが、複雑作業は、様々な状況を考慮した上で判断しなければならないため、それができるようになるには、ある程度長期的な経験が必要ということです。

なので、この書籍を読んだからと言って、すぐに小林さんのトレードができるようになるわけではなく、ある程度長期的な勉強が必要になります。そして小林さんの為替予想は、今回の書籍で過去の内容を学んで終わりではなく、今後の内容についても、JFXに口座を開設すると見られる「小林芳彦のマーケットナビ」で、新しい情報を継続して入手することが可能です。つまり長期的な学習がとてもやりやすいサービスとなっています。

JFXに口座を開設するだけで、信頼度の高い実績のある人の相場予想が毎日見れる、というのは、よくよく考えてみると、すごいことなのかもしれません。これが無料なので、みんなその価値の高さに気づいていないのかもしれませんが、よくよく考えてみると、この内容は有料レベルです。仮に、このような証券会社の中の人の予想を毎月1万円で販売します、とセールスすれば、かなりの人が契約しそうですし、契約した上で勉強もすると思います。「無料=価値が低い」という先入観は捨てて、無料でも内容的にはかなり良いものもあるので、金額で判断するのではなく、内容で判断すべきです。

小林さん以外にも、相場予想を配信している人アナリストはたくさんいます。しかし、これまで書いてきた通り、信頼度の高い実績を公開した上で、相場予想を配信している人は他にはいません。また、実績だけでなく、証券会社の中にいるという立場も、勝ちやすい環境にいるということになるわけですが、では他の証券会社が小林さんのように表に出て、実績を公開しながら相場予想を配信しているところが他にあるか?というと、そのような証券会社も他にはありません。まだJFXに口座開設していない人は、是非口座開設し、小林さんの為替予想を長期的に勉強してみてください。
>>JFXの口座開設はこちら

よくインフォトップで売られている商材は、「初心者でも簡単に1億稼ぐ方法」みたいな商材が多いですが、FXでそれは不可能です。それは、そのような商材の実績の信頼度が低いことが如実に物語っています。本当に勝てるなら、なぜ小林さんや私のような信頼度の高い実績を出さないのか?ということです。

FXで勝つには、チャート分析と経済情勢を組み合わせて取引することは必須であり、これを習得するには膨大な勉強量が必要となります。その覚悟がある人だけ、FXに手を出すべきであり、この覚悟がない人はFXはやらない方がいいと思います。

確かにFXは、勝てるようになれば、クリックするだけで稼げるので、これ以上らくに稼ぐ方法は他にはないと思います。なので、膨大な量の時間をかけて勉強する価値はあると思います。ただ、らくに稼げるのは、膨大な量を勉強した人だけであり、勉強もしないでらくに稼ぐことは不可能です。FXが、勉強もせずにらくに稼げるほど甘い世界なのであれば、みんなが専業トレーダーになっているでしょう。

7/4 この記事の続きを書きました
>>なぜ複数通貨ペアを見てトレードしなければ勝てないのか?

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