複数通貨ペアを使った押し目買い、戻り売り手法の解説


1つの通貨ペアだけを見て、押し目買い、戻り売り手法でトレードしている人は、かなり多いと思います。例えば上記のように、下落後の戻りで斜め切り上げラインを引き、そこをブレイクしたら売る、みたいな手法です。今回は、なぜ、このような手法で勝てないのか?について解説します。

まず、そもそも戻り売りでエントリーするタイミングとしては、戻っている最中に逆張りぎみに売る手法と、戻った後にある程度再下降したのを見て売る手法の2つに大別されると思います。ちなみに私はこの両者の手法を、チャートによって使い分けていますが、これは特典で解説しています。

前者のメリットは、ある程度高めの位置で売れることです。高めの位置で売れれば、その分勝った時の利益が大きくなります。ただ、デメリットとしては、戻っている最中に売る、つまり反転を確認する前に売ることになるため、上昇が継続する場合も多く、勝率が低いという点がデメリットです。

一方、後者のメリットは、反転を確認後のエントリーとなるため、勝率が高いという点があります。ググっと下げたタイミングで売れば、その勢いが継続し、あっさりと含み益になる場合も多いです。ただ、デメリットとしては、ある程度下げてしまった後に売るため、利益が小さくなります。

そして今回解説する内容は、後者の反転を確認後にエントリーする手法において、まったくもって意味のないことをやり、負けるべくして負けるエントリーになりがちなパターンがあるため、これを回避する手法をお教えします。

少し話が脱線してしまいますが、先日、特典の方では、トレンド発生のメカニズムについて解説していましたが、この内容を要約すると、トレンドが発生する原因として2つあると解説していて、1つ目は大量の損切りの巻き込みと、もう1つは経済情勢の変化であると解説していました。そして今回の解説内容に関連してくるのが、後者の経済情勢の変化から考えた場合のトレンド発生のメカニズムが関連してくるので、まずはここを解説します。

トレンドが発生する要因の1つとして、経済情勢の変化があります。例えば上記チャートは、2017年9月22日のものになりますが、この日は北朝鮮が水爆の実験をうかがわせる発言を行いました。このような発言があると、有事の円買いにより、安全な円の価値が上がります。これは、この発言が報道された瞬間に、その材料を加味した実質的な円の価格が変動するわけです。そして、その材料を加味した実質的な価格と、現在価格との乖離を、時間をかけて埋める行為が、トレンド発生のメカニズムです。

なので、この発言を根拠に、「ドル円を売る」というトレードを行うわけですが、この行動の根本にあるのは、「円を買う」という行動のみです。考えているのは、「円を買いたい」ということのみですが、FXだと、円だけを買うことはできないため、「ドル円を売る」という行動になるわけです。つまり、全ては円の動きに着目する必要があるわけです。


上記チャートは、冒頭のドル円の売りタイミングに、他のドルストレート、クロス円チャートを表示させたものになります。有事の円買いなので、円がらみの通貨ペアが大きく下落しており、ユーロドルやポンドドルといった円に無関係の通貨ペアは、動きがないことがわかると思います。

そして、一度戻ってからの再下降が発生した先端の足に注目すると、この足も円買いにより下落していることがわかります。なぜなら、ユーロドルとポンドドルは、先端の足は動いておらず、ユーロ円とポンド円が、ドル円と同じように下落しているからです。

経済情勢的に、そもそも円が買われやすい環境下で、「円買いによる」再下降が発生したわけなので、この再下降は、しばらく継続する可能性が高いです。なのでこのタイミングでドル円を売れば、勝率の高いトレードになります。


上記は、それから少し進んだチャートになりますが、ポンド円の先端の足を見ると、同じように斜め切り上げラインを勢いよく下抜けたため、ポンド円だけを見ていれば、このタイミングで売りを入れそうになると思います。

しかし、注目すべきは、はたしてこの先端の足の下落が、円買いによる下落なのか?ということです。他の通貨ペアを見てみると、ユーロ円とドル円はほとんど動きがないことがわかります。そしてポンドドルのみ、ポンド円と同じように下落しています。つまりポンド円の下落は、ポンド売りによる下落だったわけです。

こうなってしまうと、そもそも経済情勢的に、ポンドが売られる材料は出ていないため、少し勢いよくポンドが売られたところで、この売りが継続する可能性は低いわけです。つまり、このタイミングでポンド円を売ってしまうと、下落の勢いは継続しないのに、無駄に安値を売ってしまうことになるわけです。デメリットしかありません。


その後のチャートになりますが、やはり下落が継続せずに、反転上昇してしまっていることがわかると思います。

これは、ドル円でも全く同じことが起きます。つまり、ドル円だけを見て、ドル円がググっと下げたタイミングで売ったとします。しかし、その下落は、もしかしたらドル売りによる下落なのかもしれない、ということです。ドル売りによる下落だった場合は、そもそも経済情勢的に、ドルが売られる材料は出ていないため、この下落が継続する可能性は低いわけです。

1月18日のトレード解説では、「米国は対中貿易関税の撤廃を検討しているようだ」との報道を受けて、豪ドル円を買っていましたが、この材料は、中国の経済が回復することが期待できるため、その貿易相手国の豪ドルは買われる傾向にあり、また円としてはリスク選好で売られる傾向にあります。

つまり、豪ドル円が上昇した場合は、豪ドル買いによる上昇でも動意は継続しやすいし、円売りによる上昇でも動意は継続しやすい、つまりどっちでもいいので、この場合は、豪ドル買いによる上昇なのか?円売りによる上昇なのか?を見る必要はありません。

しかし、その材料が、2つある通貨ペアのうちの片方の通貨にしか影響を与えない材料もあるわけで、この場合は影響を与える通貨の方の動きにのみ、ついていく必要があるわけです。影響を与えない通貨の方の動きについていってしまうと、その動きは継続しないので、負けてしまうわけです。

「私は経済情勢はわからないから」という人でも、複数通貨ペアを見れは、例えばドル円が下落していれば、ドル売りによる下落なのか?円買いによる下落なのか?は、判断できると思います。判断方法は、以下でも解説しています。
>>なぜ複数通貨ペアを見てトレードしなければ勝てないのか?

下落の第1波がドル売りによる下落なのであれば、一度戻って再下降を見て売るのであれば、その再下降もドル売りである必要があります。仮に今回のように、下落の第1波が円買いによる下落なのであれば、一度戻って再下降を見て売るのであれば、その再下降も、円買いである必要があります。

つまり、チャート分析のみでトレードする場合においても、複数通貨ペアを見てトレードすることは必須となるわけです。

これを意識することで、非合理的な売りを回避することができ、無駄な負けを減らせると思います。是非実践してみてください。

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